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空の旅

2009.02.11 *Wed
 桃先輩との会話。

 

 ──ピンポーン♪

 夕飯を食べようとしたときに呼び鈴が鳴った。

(何かをしようとしてる瞬間に連絡をしてくるのは大概星司だよね…!)

 …そう決め付けてドアノブを回せば、

「きちんと家にこもってたか」「夕飯食べるとこだったのに」

 同時に言葉を発したのは、予想に違わぬ相棒星司。

「昨日で受験もひと段落したから、今日は部屋の掃除したんだよ」

 出かけようとしたら邪魔したのは星司じゃない、とボヤくエルを星司が小突く。

「重傷でゴーストタウンなんて行こうとするからだ」

「だから星司に声掛けたんじゃない。経験豊富で健康な人が3人いればボクは楽だから」

「楽したいなら動くな、怪我人」

「煩いなっ!夕飯たかりにきたわけじゃないんでしょ、何?」

(まだ機嫌が悪いままなのか…)

 テンションがおかしかった戦争直後、薬湯に沈めながら星司は事情を聞き及んでいた。

 しかし、誘われたメンバーにはいつも同行を頼んでいるはずのダンテの姿はなかった。

 嫌な気分は寝れば忘れるエルが引きずることは珍しく、状況の悪さを推察して内心で溜息を零す。

「エル。お前、もう自由登校だよな?」

「…それが何か?」

「何日か北海道戻るけど、ついてくるか?」

「……」

「行こうとしてたよな、雪祭り」

「……」

「行こうとしたんだから金はあるだろ?食事くらいは奢ってやるよ」

「…何か企んでる?」

「誰かさんがヘソ曲げてるから気分転換させてやろうってだけ」

「…本当に?」

「お前な…機嫌悪いからって他人の好意を疑うなッ!」

「ごめん。……じゃあ、80m滑り台行ってもいい?」

「ああ、そんなのもあったな」

「ライトアップされてるのも見に行っていい?」

「他人の迷惑になる騒ぎ方をしなければな」

「…じゃあ行く」

「急いで支度しろよ。明朝8時半発の飛行機だからな」

「…え?ええええええー!?………うん、急ぐ」

 そして玄関先での会話が終わって、部屋を振り返ると。

「うどんのびた…」
 
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